佐藤優がルトワックと同じこと言ってる!

  

明日、図書館に返したいと思い、必死に読んでて「おぉ!」と思った箇所。P241。

半藤「中東はなんとか収まらないものでしょうか。」

佐藤「お互いに疲れ切るまで殺し合いをしないと、どうにもならないかもしれません。(中略)ある程度殺し合って、もうこれ以上死者は出したくないと双方が心底思い、殺し合った当事者同士が交渉するしかないのではないでしょうか。それ以外の国際社会や関係のない人たちが介入すると、事態が一層複雑になる。」

この後、半藤一利も、日本が戦争を止めたのは昭和20年に入って、死者が増えてから(空襲や沖縄戦や原爆)、とこの論に理解を示しています。アメリカからしても、日本と死者数に関する許容量が違うこともあっただろうし、勝ち戦とはいえ、硫黄島、沖縄戦の流れで本土決戦はしたくなかったはず。やはり、第二次世界大戦は「戦い尽くして終わった」から、その後の占領や講和も、その良し悪しはおいておいて、それなりにスムーズに進んだのだと思います。

となると、問題は戦争を止めるラインがどこにあるのか見えない中で、いつまで周りが許容できるか?ということに。戦いの限りを尽くして、その後の安定を望むか、国際社会が関与して、細く長く流血の道を選ぶか、究極の二択になりそうです。

 

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